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続・残しておきたい京ことば(ノーランキング)

 

 

前回はランキング形式でお送りしましたが、その後「あ、こんなんもあった。」と言うのがポツポツ出てきたので続編を作りました。

(京都検定公式テキストに掲載、未掲載に関わらず)

 

 

①じゃいけん

 

「じゃんけん」を京都ではこう発音することが多いのです。理由はわかりません笑

 

 

②へんねし

 

すねている様子。

「あの子ちょっと注意しただけやのに、へんねし起こしてしもて。」

 

 

③蚊(かぁ)に噛まれる

 

京都では決して「蚊に刺される。」とは言わしません。噛まれるのです。歯も牙もない蚊に。

 

 

④いけすかん

 

「あいつ、いけすかんやっちゃなぁ。」

態度がなってなかったり、どことなく波長が合わなかったりする人物にこの言葉が投げかけられます。陰で。ああ、いやらしいけどこれぞ京都。

 

 

⑤身(み / みぃ)がいる

 

筋肉痛のことをこう表現します。

「きのう、いちびって山登りなんかしたさかい身がいってしもたわ。」

翌日に身がいるのはまだ若い証拠。私なんかは2日後にしか反応しませんから。

 

 

⑥あんする

 

呆れる、辟易とするさま。これを使う人は確実に減ってきていると感じます。

「もう何べんも言うてんのに、まだわからんか。あんたにはあんするわ。ほんまに。」

 

 

⑦よう言わんわ

 

⑥の姐(あね)さんような(これも京都独特の表現)フレーズ。

呆れかえった時に力なく発せられます。それでいて言われた方は結構なダメージを受けるという不思議な言葉です。力なく言ってるのに打ちのめしてしまうんですから(^^;)

 

「また同じすかたんして。もうほんまによう言わんわ。」

 

 

⑧安うで買うてきた

 

「安く」を安う、「買ってきた」をこうてきたという短文のなかにギッシリ京都が詰まっているようなフレーズです。

にわか京都人になりたい方はこれを言うようにして下さい。

ただしイントネーションですぐバレると思いますが笑

 

 

⑧よろしゅうおあがり

 

これも耳にすることが少なくなってきました。せやから私は自宅の食卓で言うようにしとります。

家での食後に親から子へ言う台詞なんだろうとしみじみ思える、そして当時の母の声がよみがえってくる温かみのあるフレーズです。

 

 

⑨いーする

 

モノや身体の一部などの機能が低下してきている様。

「この電子レンジもだいぶ(随分)いーしてきたなぁ。」

「歩きすぎてヒザがいーしてきたわ〜。」

 

一気にダメになるのではなく、あくまで徐々に、コレからまだどんどんダメになっていくんちゃうのって時に出てくるフレーズです。

 

 

⑩そんなもん、あくけ(あっけ)〜‼️

 

訳すと「それはいけないでしょう。」

 

この続編をUPしてから、ある先輩社員さんがコレを発したのを耳にして、どうしても載せたくなり追加しました。これは言います。でも改めて思い起こすと出てこないフレーズなのです。

「あくけ。」だけを言うことはなく、必ず前に「そんなもん」をつける決まりになっています。

 

久々に聞きましたがこれも京都しか使わないと思われます。

思いがけずインパクト抜群のフレーズに出くわせたのは京都らしい言葉を探していたからだろうとも感じます。

 

 

 

 

 

⑧でイントネーションと言いましたがブログでこれを伝えられないのが残念です。

 

京都を舞台にしたドラマをたくさん観てきましたが京都出身以外で合格点をあげれる俳優さんっていたかいな~と。

最後に出てくるテロップで「方言指導 ○○○○」なんかを目にすると「いったいどんな指導したはんの?」と一人でツッこんでたりします。

 

とにかく生の京都弁(京ことば)を喋りますんで、どうぞ遠慮のう(遠慮なく)声をかけとくりゃす。

 

 

掛見

 

 

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