京都検定 ネタは尽きまじ
いよいよ2021年も押し迫ってまいりました。京都検定2級保持の掛見です(^^)
さる12/12に京都検定が行われ、その問題が京都新聞に掲載されていました。
さっそく解いてみることに…
3級は83点 ウ~ン、けっこう間違えました。(合格は70点以上)
3級は7月にも実施されており、その時よりも難易度が上がっているように感じました。
では皆さんも解いてみて下さい。
(1)琵琶湖疏水の付帯工事として蹴上に建設され、そこで作られた電気が京都の市電などに使われ、産業の近代化に貢献した施設はどれか。
(ア)舎密局 (イ)インクライン (ウ)水力発電所 (エ)勧業場
(2)石清水八幡宮の本殿の建築様式で知られる八幡造は、横から見ると屋根の形があるアルファベットの文字に見える。その文字は何か。
(ア)M (イ)H (ウ)I (エ)T
(3)東寺の五重の塔は、天長3年(826)に造営が開始され、その後焼亡と再建を繰り返した。現在の塔は寛永21年(1644)に復興したものだが、それを寄進した人物は誰か。
(ア)足利義教 (イ)織田信長 (ウ)豊臣秀吉 (エ)徳川家光
(4)葵祭で、本列や斎王代を中心とする列が京都御所から行列することを何というか。
(ア)路頭の儀 (イ)社頭の儀 (ウ)歩射神事 (エ)御阿礼神事
(5)京町屋の建物内部の通路には、板や衝立で区切られ、家の人の許可が出るまで、その先に入ってはいけない境界線のようなものがある。それは何か。
(ア)走り庭 (イ)嫁かくし (ウ)坪庭 (エ)犬矢来
【こたえ合わせ】
(1)ウの水力発電所
引っ掛かかりましたね笑 3級にしては珍しい引っ掛け問題。2級で出してほしいです。。おそらく正答率は低いでしょう。
私のようにインクラインの知識をいい加減にしてると「蹴上」から反射的にインクラインを選んでしまうという出題者の思うツボに。
インクラインとは傾斜面にレールを敷いて動力で台車を動かして船・貨物を運ぶ装置なんですから電気なんか作れるわけありませんやんか(笑)
そして出題者はきっと私と似た性格の持ち主だろうとも感じます笑
(2)アのM
ついに京都の歴史文化に全く関係ない視覚問題が登場 笑
コレがまだ「通称●(アルファベット一つ)字社殿と呼ばれている。」とかなら分かりますが…
こんな角度の画像からはどれも当てはまるように見えます。それと問題みた瞬間、「別に何に見えてもええやん。」ってなります。おそらくコレを本試験で間違えた方は地団駄踏んでることでしょう。いや、Mっ気のある受験者は間違えて喜んでるかもですね。
(3)エの徳川家光
これもあまり知られてないので2級レベルです。秀吉さんが京都でいくつも大きな事業をしていたので(ウ)にした方が多いように思います。
Wikipediaには家康さんの孫で日光東照宮を造営したとかは載ってますが東寺の五重の塔寄進については見当たりません。家光公の数ある功績からすれば五重の塔の寄進など取るに足らんでしょという扱いになっているようです。
(4)アの路頭の儀
(ウ)でなさそうなことはわかりますがどれもそれっぽい名称で路頭に迷ってしまいます。
(5)イの嫁かくし
生まれ育ちが京都でもピンとこないもんです。
言葉だけみると鬼より怖い●●さんを訪問客から遠ざける為か面倒な役目は旦那さんにしてあるのかと思ってしまいます。
7月実施よりも今回の合格率のほうが低いであろうことは想像に難くありません。
出題者各位(何人なんだろう?)はそれを見てどう思っておられるのか気になるところです。
次回は2級編にするか3級をもう少し引っ張るか思案中です(^^;)
掛見