タブーな会話
【タブー (taboo) 】
もともとは未開社会や古代の社会で観察された、何をしてはならない、何をすべきであるという決まり事で、個人や共同体における行動のありようを規制する広義の文化的規範である。ポリネシア語のtabuが語源
早くも10月になりました。
2021年もあと3ヶ月笑
先日自民党総裁選も終わり、帰宅後に家族とその話をしておりました。
「意外と大差がついたな~。」
「今朝のニュースで言うてた予想通りやん。」
「緊急事態宣言解除に合わせたのも前からのシナリオ… ●%$#&@ 笑」
しかしです。
タクシーの車内での会話となると迂闊に新総裁の話もできないのです。
新人の頃に教わったのは
「お客様から話しかけられて、それに応えるくらいで良い。」とありました。
かつ話題としてタブーとされるのは政治、宗教、スポーツなど。
(セクハラや、お客様のプライバシーに関わることは、これ以前の問題です)
政治、宗教がNGであることくらいわかりますがスポーツには当初「?」がつきまといました。
そこでベテランの先輩に尋ねたところ
「ここは京都やから阪神ファンが圧倒的に多いんやけど中には〇〇ファンもいはるから、もしプロ野球の話をされても自分は熱烈な阪神ファンであると言わないのがタクシードライバーとしては必要なんやで。」
なるほど、お客様との無用なトラブルを回避するには相応の返し方というものがあるのだと理解しました。
幸い私の場合、特に野球ファンではなく「私あんまり野球観ないんですよ~。」と答えれるので何の苦にもなりませんでしたが ^^;
タクシーという密室であればこその会話があります。
多くは聞き役に回るのですが中には笑いを堪えきれず爆笑してしまったことや、とある職業仲間の暴露話など(とてもここでは書けません)日夜タクシーの中で人間模様が繰り広げられているのです。
かくいう私はというと何度か不用意な発言をしたことがあり(良かれと思って話してましたが… これも内容は書けません)反省を重ねた結果「いかに話さないか。」という術を身につけました。
まあ天候や季節など、無難を絵にかいたようなことは申しますが。
最近ですと
「10月になっても昼間は何か蒸し暑いですね~。」が挨拶代わりになっています。
お客様とのコミュニケーションをはかるのは大事ですが「口は災いのもと」とならないよう、そして気分よく降りていただけるよう気遣いある言動に徹してまいります。
掛見